◇この国の背景
1887年、フランスの植民地となる。
1954年にフランスから独立を勝ち取るも、南北に分かれる。
1975年に南北が統一。その後、ベトナムは社会主義政策が強まり、それまで南部にあった市長経済システムが失われ、生産力が低下し、その後10年で経済が破綻する。
1986年、市場システムが導入される事になり、ベトナム経済は回生への一歩を踏み出す。
更に、当時のベトナムは、カンボジアへの侵攻によって国際的に孤立していたが、1989年にカンボジアから撤退したことによって、国際社会へ復帰するための条件が整う。
2000年、ベトナムは世界的な最貧困の域から抜け出た。
これは、初めてベトナムの国民1人あたりの収入が1日1ドルの水準を十分に越えたことを意味している。
◇生産者パートナー
●クラフトリンク(CRAFT LINK)
クラフトリンクは、いくつかの海外NGO(非政府組織)によってスタートしました。
現在では、ベトナム人と、メノニットセントラルコミティー、オックスファーム香港、オックスファームケベック、フォード基金、マリークノール等のNGOからの代表者からなる委員会によって、クラフトリンクの全ての活動の方針が決定されます。
ベトナムには、誇るべき伝統技術、伝統工芸があります。
木彫り、竹細工の家具、シルクの織物など、それは、世界のファッションリーダーであるフランスの匂いも感じさせるセンスを持ち、それでいて手の混んだものです。それらの「芸術品」とも言える数々の品は、ベトナム人ではなくても、世に広めたいと思うほどのメッセージを持った素晴らしいものです。
クラフトリンクが最初に援助を始めたのは、そういった技術を持つ郊外の少数民族でした。
現在では、ストリートチルドレン、身体に障がいがあったり困難な状況にある少女たちや女性達など、職能開発援助を目的としたグループとも、共に活動をしています。その数は40を越えます。
「急激な経済市場の変化の中で、売り方が分からない。」
「新しい経済政策についていけない。」
ベトナム中に溢れ返っていたこういった声が、クラフトリンクを通じて、人と人、人と市場、技術と素材、色々な線でつながり、今は笑い声に変わっています。
ベトナムの「クラフト」を通じてリンクする事。
それは生産者側だけのみならず、商品を購入した人も、制作した人を想い、それをお友達や家族の方に話し、そしてそれがまた誰かにつながり…。そうしたつながりを強くするのがクラフトリンクの願いだそうです。
クラフトリンクの商品を手にとると、何故かベトナムに行ってみたくなるのは、ベトナムの生産者の笑顔が、海を越えて伝染し、リンクするからなのかもしれません。
クラフトリンクは、IFAT(International Fair Trade Association)に加盟しており、ベトナムの手工芸品を小規模で生産している人たちへの援助を目的としたNPO(Nonprofit Organization)です。
【クラフトリンクの商品】