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フェアトレードの基準

LOVE&SENSEのフェアトレードとは

①WFTOなど、国際的な認証機関の認定を受けている団体もしくは商品

②貧困を解決するために、フェアトレードに真摯に取り組みを行っている団体。
※現地の団体の代表、もしくは日本で扱っている団体の代表を直接面談し、お互いのフェアトレードについての考えについて討議し共有できた場合、相互の信頼関係の上で決定しています。

なぜこのような取り組みを行っているか、長文ですがどうかお読みいただきフェアトレードの抱える課題を共有していただき、ご理解いただければ幸いです。




【フェアトレードの背景】

一言でフェアトレードを表現すると・・。
この問いに答えられる人はほとんどいないのではと思います。それほどフェアトレードは多様で、進化中の概念だと私たちは思っています。
この会社を始める前に、フェアトレードについて自分たちなりに基準を持ちたいと思いました。それは、フェアトレードという単語を使う以上必ず理解しておかなくてはいけないからです。最初に浮かんだのは、認証マークの『有無』です。認証マークは便利なものでこれがあれば認証機関から認定され、定期的に生産者の基準を遵守しているかどうかが確認されていますので、胸をはってフェアトレードといって商品を展開することができます。

しかし、いろいろ調べていくうちにわかってきたことがありました。
字がかけて、読めて、メールや電話などの通信手段が日常的にあって、計算ができて、民主的なルールを作る力があって、それに従って賃金を払って、そして時々認証団体への加盟を維持するためのお金を払う。そんなことは、認証を得るためには当たり前のことですね。私たち日本人の立場では・・・


以前、訪ねたベトナムの郊外の村を思い出し、複雑な気持ちになりました。小さな村で話されていたのはベトナム語ではありません。その民族の使っている言葉でした。つまり母国語、ましてや英語など誰も使うことができません。農作業での収穫物を売ってはいますが、仲買人に言われた値段でしか買ってもらえないので、計算をする機会もほとんどありません。電話??電気もありません。それがその村の現状です。

今まで農作物を物々交換に近い形で生活していたのですが、貨幣経済が入ってきて、現金でやりとりをするようになったため、自分たちの食料でもある農作物を売ってでしか現金を得ることが出来ません。しかし、仲買人との交渉・マーケットの相場なども知らないため、自分たちの食べるものまで売らなければ生活できない状態になりました。
豊かな田園風景が広がるのに、自分たちの食べるものは木の根っこなど、父親は都会に出稼ぎに行かざるを得なくて、しかし母国語も満足につかえないため良い仕事に出会える訳はなく、ある人は自暴自棄になって酒や薬におぼれ、どん底の生活に目を付けた人たちが、「子供を預けてくれたら、仕事と教育を受けさせるところを知っている」と巧みに誘い、結果わずかなお金で子供を売ってしまったりしていたのです。

これが貧困の現状です。

幸いにして小さなNGOがこの村に入り、紙漉きのプロジェクトが立ち上がりました。手漉きの紙をつくり、わずかな収入を得ることが出来るようになり、子供を手放したりせずに、家族で質素ながらも生活を送ることが出来るようになりました。
これこそが、まさにフェアトレードです。

しかし、認証は取っていません。
この環境で、きちんと認証をとることなど到底難しいということはイメージできると思います。でも、本当に支援が必要なのは、そのような人たちなのだと。

認証が無いのに、どのようにフェアトレードと訴えていくのか。
もしかしたら認証が、無ければ、商品を扱ってくれないかも知れないし、売れないかもしれない。

迷いはどんどん深みにはまっていきました。


【渦中の人に聞いてみる】
迷ったときには一番わかっている人に質問してみるのが一番です。
そこで、オランダにいきIFAT(現WFTO)のディレクターとFLOの当時のディレクターのルーク氏に会ってさまざま話をしました。
特に印象に残っているのがルーク氏の話です。

私は質問を正面からぶつけました。「フェアトレードの認証マークは必要だと思うが、もっと小規模の農家のひとたちや、認証マークを取ることができない人たちが取り残されるのではないか。そのあたりをあなたはどのように考えているか」と
彼はこう述べました。
「そのことは私も十分理解している。それが認証マークの課題であることもわかっている。しかし、フェアトレード認証マークがあることでより多くの人がフェアトレードを意識することができるし、迷わず商品を選ぶという大切な役割を持っている。今われわれに最も大切なことは、フェアトレードをより多くの人たちに広めることだ。
すべてにおいて完璧なシステムは無い。
完璧なシステムができるまで待っているいるのではなく、不完全であっても、より正しい方向に向かって走り、そして走りながら考えることもできる。
何かをしなければ、なにも変わらない。
考えているだけでは、変化はおこらない。」

今考えれば、初対面にもかかわらず、なんとぶしつけな質問をしたことでしょう。
でも私は目からうろこが落ちたように、気持ちがストン落ちたのです。
「そうか、完璧なシステムはない、走りながらでも考えられるんだ」と

きちんとした認証マークが無い限り、この事業を行うことは、不誠実につながるのではと一時は事業の組み立てすら放り出したくなったこともありましたが
この言葉によって自分が行うべきこと、何のためにやるのか、走りながらだって考えられるぞということが明確になり、自信をもって事業を進めることができるようになりました。



【株式会社福市のフェアトレード基準】

上記のような理由から、私たちは下記のような基準で取り組みを行っています。


①WFTOなど、国際的な認証機関の認定を受けている団体もしくは商品

②貧困を解決するために、フェアトレードに真摯に取り組みを行っている団体。
※現地の団体の代表、もしくは日本で扱っている団体の代表を直接面談し、お互いのフェアトレードについての考えについて討議し共有できた場合、相互の信頼関係の上で決定しています。


フェアトレードと一言にいってもたくさんの課題を抱えています。私たちの考える基準も、これが完成形ではありません。進化の途中です。

ただ、なぜフェアトレードに取り組むのか。

その根本を忘れることのないように、認証を取ることが難しい小さな団体も今後応援していこうと思っています。

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