代表の高津が、大阪樟蔭女子大学にてフェアトレードに関する講義を録画対応にて行いました。今年で5年目となります。
「フェアトレード」という言葉は知っていたけれど、今回の講義で初めてその概念を知ったという方もいらっしゃり、「買い物=社会的選択」という視点を持つきっかけになったようです。
たくさんの感想をいただきましたので、一部を抜粋してご紹介します。
・自分とは遠い国の関係のない出来事だと思っていたが、安さを求め続ける私たち消費者とも関係していることを知った。
・安い商品の裏側がどうなっているのか、購入する前に一度立ち止まって考えたり、調べたりするなど意識していきたいと考えた。一方で、安ければ安い方がいいという消費者も多い中、どう解決していけばよいのかとても考えさせられた。
・縫製工場の崩壊の話と、農薬の話が衝撃的だった。利益のためにここまでの犠牲を出してしまう現状と、そうせざるを得ないシステムに驚いた。
・安さだけを追求するのではなく自分が物を大切に使うことも大切だと改めて感じた。
・問題に向き合って商品化をしている会社があるんだということを、周りの人に知らせることも大事だと思った。なぜなら、自分1人だけが変わるだけでなく、周りの家族や友達にも知らせてみんなで変わっていく方がいい方向に進むと考えたからです。
また、ご担当の先生からは以下のようなコメントを頂戴しました。
「学生たちは、普段の授業では触れることの少ない実際のフェアトレードの現場や、グローバルな社会課題について、非常に深い学びを得ることができました。
特に印象的だったのは、コットン生産における農薬被害や児童労働の実態に触れた学生の反応です。学生の一人は、普段何気なく使用している製品の裏側にある現実に衝撃を受け、消費行動を見直す決意を語っておりました。フェアトレードの仕組みを理解することで、「貧困は遠い国の問題ではない」というご発言が、彼らの意識を根底から変えたようです。
今回のご講演は、学生たちが自らの生活と世界とのつながりを意識する貴重な機会となりました。今後の学びや行動に深く根を張る経験になったと確信しております。」
私たちは、これからも一人ひとりの選択が社会を変える力になることを伝えていきたいと思います。
教育機関からのご依頼に応じて講義や講演などを行っておりますので、ご関心のある方は、どうぞお気軽にお問い合わせください。
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株式会社福市
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担当:伊藤