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万博 コロンビアパビリオンにてトークセッションを開催

10月12日、万博閉幕の前日にコロンビアパビリオンにて「コロンビアの職人に会える!文化と手仕事のトークセッション」を開催しました。

セッションでは、来日中のコロンビア北部ラ・グアヒラ県に暮らす先住民族ワユーの職人たちから、彼女たちの文化や暮らしについてお話を伺いました。

ラ・グアヒラ県は、海と砂漠、山がひとつの場所に共存する、美しくも厳しい土地です。およそ30万人のワユーの人びとがこの地で生活しており、国境を越えたベネズエラにも多くの人が暮らしています。

母系社会であるワユーでは、母から娘へと編み物の技が受け継がれています。コロンビアの多様な民族と自然が生み出す美しい編みや織りの文化。その背景には「平和」「希望」「団結」といった祈りや想いが込められています。

セッションの中では、ワユー文化を象徴する民族衣装「マンタ(Manta)」やバッグも紹介されました。色や模様にはそれぞれ意味があり、家族や出身地、自然を表すものもあります。カラフルなマンタを身にまとった彼女たちの姿は、とても印象的でした。

一方、日本の参加者からは、着物を例に「伝統をつなぐことの難しさ」について意見が寄せられ、文化を超えて共通する想いを確かめ合う時間となりました。

万博ならではの、国や言葉を超えた貴重な出会いの場。
文化と手仕事を通じて、心がつながるあたたかなセッションとなりました。


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