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Love&senseスタッフコラムvol.32 はじめての野菜づくり

こんにちは。スタッフの伊藤です。

実は少し前から、畑を借りて野菜づくりをはじめました。

これまでスーパーで買うのが当たり前だった野菜。

自分で育ててみたいと思うようになったのは、ある仕事をきっかけに愛媛県で田植え体験をしたことが始まりでした。

自然栽培との出会い

その田んぼでは「自然栽培」という方法でお米を作っていました。農薬も肥料も一切使わず、自然の力に任せて育てるというものです。

手間も時間もかかりますが、その分、自然の循環や生命の力強さを感じることができることを知りました。

その体験をきっかけに、私も少しだけ農業に興味がわき、「なにかできることはないかな」と考えるように。調べてみると、家の近くに小さな区画を貸してくれる畑があることを知り、無農薬・有機肥料でまずは挑戦してみることにしました。

はじめての畑づくり

農業とはまったく縁のないところで生きてきた私は、畑仕事ももちろん初心者。

でも、畑には経験豊富なアドバイザーさんがいて、道具の使い方から植え方まで丁寧に教えてくれます。最初はシャベルの使い方すらおぼつかなかったのに、少しずつひとりで畝(うね)を作れるようになりました。

スタートしたのが夏だったので、雨が降らない日が続くと水やりに通う日々。小さな畑だからなんとか水やりでしのげましたが、「もしこれが本当の農家さんだったら…」と思うと、その大変さを身をもって実感しました。毎日天気予報を気にして、雨が降ってくれた日は本当にほっとしました。

うれしい収穫と、虫との格闘

9月から10月にかけては、ピーマンや長ナスがたくさん収穫できました。噂には聞いていましたが、冗談ではなく本当に毎日ピーマンとナスばかり食べていたほどです。

別の畝では秋冬野菜に備えて土作りをし、少し寝かせたあとにレタスやキャベツの苗を植え、大根の種もまきました。

スーパーでは季節を問わず野菜が並んでいますが、「この時期に植えて、この時期に収穫する」という自然のサイクルを体験するのは、この歳にして新鮮な学びでした。(そんなことも知らなかったの!?という声が聞こえてきそうですが…)

ただ、無農薬に挑戦すると虫との闘いもあります。


キャベツはヨトウムシの被害にあってしまい、葉がボロボロに。葉を一枚ずつめくったり、土を掘って潜んでいないか確かめたりと、地道な作業の連続です。ヨトウムシは漢字で「夜盗虫」と書くように、夜の間に野菜を食べてしまうので、なかなかやっかいでした。

次の楽しみ

最近は、いちごの苗を植えました。子どもは「いちご狩りができる!」と今から楽しみにしています。

大根もしばらくしたら収穫の時期を迎えそうです。大根を自分の手で抜く体験はなかなかできないので、私自身もとても楽しみにしています。

まだまだ初心者ですが、これからも小さな畑でゆっくりと学びながら、ゆくゆくは無肥料の自然栽培にも挑戦してみたいなと思います。


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