TOP MAGAZINE Love&senseスタッフコラムvol.16 スローファッションの運動に中心的な役割を果たしている『かぎ針編みと編み物』(Oxford大学からのインターン生 モモさん)

MAGAZINE

読み物

Love&senseスタッフコラムvol.16 スローファッションの運動に中心的な役割を果たしている『かぎ針編みと編み物』(Oxford大学からのインターン生 モモさん)

こんにちは!
貿易担当の原です。
先日、神戸オックスフォード日本学プログラムの留学生が2名インターン生として来てくれました。
短い間でしたが、サスティナブル/エシカルな物事への関心も高く、お互いにとって学びのある時間となりました。

モモさんはファッションへのアンテナが高い、明るくてハキハキした方でした。
初日に着ていたピンクのジャケットがお似合いで、ご本人曰くジャケットを好んで着ているそうです。

また、スローファッションを実践しているモモさんは、服は古着屋さんで買うのが好きとのこと。
イギリスの古着屋さんは学生にとってはなかなか手が出なかったり、納得のいく品質のものが手に入りにくいお店もあるようなのですが、日本の古着屋さんは質が高く手頃な価格で買えるのが嬉しいと話してくれました。

そんなモモさんは、自分でかぎ編みの編み物をして、帽子や服を作ってしまうほどの腕前の持ち主。

期間中、インターン生のお二人にそれぞれの視点でコラムを書いてもらったのですが、モモさんはご自身の得意とする編み物にちなんだ記事を書いてくれました。

本日はモモさんの記事をご紹介させていただきます!
※日本語が不安定な箇所があったため、一部加筆修正しています。

かぎ編みとの出会い

大学に入った時、人気があるブランドの店で好きな服を見つけるのは難しくなっていたので、かぎ針編みと編み物を作り始めました。

最初は帽子だけを作っていましたが、続けていくうちに段々に趣味になり、さらに小規模ビジネスになりました。

近年ではファッションと環境の関係性が明らかになり、サステイナブルファッションの重要性は高まっています。

その中で、かぎ針編みと編み物はこのスローファッションの運動の中心的な役割を果たしています。

最近世界中でこのスローファッションの運動が人気を集めています。
かぎ針編みと編み物を作る人の目的は趣味からビジネスまで幅広くあって、みんなカスタムで、ユニークな服を作ってます。

かぎ針編みと編み物はどのようにサステイナブル?

ファストファッションの問題は様々あります。例えば品質・サイズ展開・労働者や関わる方の人権・環境への影響など、様々な課題をはらんでいます。

かぎ針編みと編み物を作ったら、労働者は基本的に自分であり、自分が欲しいサイズをつくることができます。小規模なビジネスから糸を買えば、そのビジネスを支えることにもつながります。

自分で服を作るのは長い時間かかりますが、服を作るのに費やされる時間と価値を理解しています。
反対に、ファストファッションでは労働者が正当な賃金を支払われないこともあります。

更に、古くなって着なくなったり、好みではなくなったかぎ針編みか編み物のセーターがあれば、この衣類をアップサイクルして再利用できます。これを試すことで、ファッションに対する考え方や衣服の消費方法を変えることができます。

再利用しやすい素材

編み物の材料はサステイナブルファッションに特に良いです。
糸を使うので、再利用するのがとても簡単で、使っていないかぎ針編みの衣類を捨てる代わりに、衣類の糸をほどいて、ほどいた糸から新しいかぎ針編みか編み物の衣類を作れます。

糸の材料も環境に良いです。ほとんどの糸は生分解性で、羊毛は世界で一番再利用およびリサイクルされた繊維です。倫理的(エシカル)に生産された時は、動物性と植物性の繊維は一番サステイナブルの材料です。

ほとんどのファストファッションの衣類に使用されているプラ​​スチックは何百年も分解されませんが、ほとんどのかぎ針編みや編み物に使用されている天然繊維は非常に早く生分解されます。
この自然な糸は最終的に埋め立て地に捨てられることはありません。

かぎ編みと編み物でサスティナブルな未来へ

全体的にかぎ針編みと編み物は世界に良くて、サステイナブルファッションに興味がある人により可能になるための楽しくてやりがいのある方法です。
時間がある方・自分の服を作りたい方がいたら、ぜひかぎ針編みと編み物をやってみてくださいね。


Love&sense公式LINEをご登録いただいている方は、記事のご感想等お気軽にお送りいただけると嬉しいです。


記事一覧へ