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Love&senseスタッフコラムvol.16 秋の休日は動物園へ

こんにちは。本社スタッフの伊籐です。

11月に入りさすがに朝晩は肌寒くなってきたものの、まだ暖かい日が続きますね。

今年の夏は長い猛暑に耐えてきましたが、やっと外へ出掛けるのが気持ちいい季節になりました。

休日は動物園へ

先日、子どもを連れて神戸の王子動物園へ遊びに行きました。

私が最後に王子動物園に行ったのは、たぶん小学校の遠足かなにか。そんな数十年ぶりの動物園にわくわくして向かいました。

当日は天気にも恵まれ、まだ絵本やテレビでしか動物を見たことがなかった子どもは、キラキラした目で本物の動物を見つめていました。

これは成功。良かった、良かった。

一方、私が一番感動したのは”ボルネオオランウータン”という動物を初めて見たことです。

皆さんはボルネオ島ってご存知ですか?
東南アジアのマレー半島とフィリピンの中間に位置する世界で3番目に大きな島で、面積は日本の約2倍。国でいうとマレーシア、インドネシア、ブルネイに分かれているそうです。

“ボルネオオランウータン”はその島の固有種なのですが、とにかくすごい存在感!
王子動物園にいるのはオスなので、特有のフランジと呼ばれる顔のヒダが立派で神々しい雰囲気でした。長い腕は伸ばすと2m以上になるそうで、その大きさに圧倒されます。
(気になる方は「ボルネオオランウータン ムム」で検索してみてください!)

オランウータンがおかれている現実

ちなみに、オランウータンは過去100年の間に約80%減少したと言われているそうです。その主な原因は、違法な伐採や農地開拓などによる生息地の減少。私は以前、マレーシアを訪れた時にパーム油をつくっている森に行ったことがありますが、そういった産業もひとつの大きな原因になっていると聞きました。

こんなに大きくて立派な動物が住む場所を追われているなんて、信じられませんでした。

大人になった今、動物園で感じたこと

その他にも、「シロクマってあと何年かしたら本当に絶滅するのかなあ」とか、「ヒグマって山の中には野生でおるんやもんな。こんな大きいのにいきなり遭遇したら怖いわあ」とか、そんなことを動物を見ながら感じていました。

ニュースでしか知らない野生動物の現実を、こう目の前にするといろいろなことを感じることができました。

・・・・
そんなかんじで過ごした秋の休日。

走り回る子どもを追いかけるのに体力を使った一日でしたが、頭の中では、「人間と動物の共生とは?」「気候変動とは?」といった壮大なことも考えてしまい…。

体力も頭もつかってへとへとですが、有意義な日になりました。

動物園そのものについてはいろいろと議論がされていることも耳にしますが、最近は、より自然な環境に近づけようという工夫がされているところも出てきているそうですね。そういった園が増えてくることを期待しています。

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